出雲駅伝のオーダーを本気で考えてみた②

出雲駅伝

こんにちは。10月10日に迫った出雲駅伝のオーダー予想を本気で考えてみるシリーズの後半戦。前回紹介できなかったチームについて、オーダーを考えてみました。

「もし自分が駅伝監督だったら」といった観点から考えているので、あくまで参考としてお楽しみください!それではどうぞ!

 

○駒澤大

唐澤②-篠原①-田澤③-花尾②-安原②-鈴木②

 

今大会の優勝候補筆頭です。田澤、鈴木、唐澤の三本柱は史上最強と言っても過言ではありません。それ以外の選手も5000m13分台はまるで嗜みかのように記録しており、どこからでも攻め込めるデンジャラスなチームとなっています。

私は優勝に向けた最大のライバルは東京国際大になると考えています。なぜなら唯一駒澤大の三本柱を力でねじ伏せることのできる選手(ヴィンセント)がいるからです。

おそらくアンカーで来ることになるであろうヴィンセントから逃げ切るために、駒澤大は前半から最大火力をぶつけてくると予想しています。なので、田澤を3区に置いて抜け出しを図り、アップダウンに強い鈴木を6区に置いて備えるのではないでしょうか。正直穴は見当たらないため、負けるとしたら自分たちが何か上手く行かなかったときでしょう。どんなレースを見せてくれるのか、楽しみです。

 

○東海大

佐伯②-溝口②-市村④-松尾②-神薗②-竹村③

 

大エースの石原が欠場となった時点で厳しい戦いが強いられるのは避けられません。ただ、力を伸ばしてきた若手がたくさんいます。思い切って、彼らを試すレースに切り替えてくるのではないでしょうか。

現チームのエースとなる市村は3区で勝負してもらいましょう。石原の状態によっては今後、箱根で花の2区に起用されることも視野に入ってくるはず。まずはエース達と真っ向勝負して勝つ経験をしていきたいです。

1区から5区には市村を除いて2年生を連続で並べていきます。駅伝の実績があるのは佐伯だけですが、全員好タイムを持っており、好走できるポテンシャルは感じさせています。

 

アンカーは本間主将と迷いましたが、竹村がいいと思います。元々スタミナ型の選手でしたが、今季はスピードもついて一回りたくましくなった印象です。

今後、主要区間に戦いの場を広げるためにも、6区でどこまで戦えるかチャレンジしてほしいところです。

ここまでチャレンジの多い駅伝はいつ以来でしょうか。未来のためにも重要な一戦です。

 

○早稲田大

菖蒲②-千明④-太田④-伊藤①-井川③-中谷④

 

中谷、太田、井川と史上初めて10000m27分台トリオが誕生した早稲田大。最近の記録会では他校と比べると絶好調というわけではないので、出雲駅伝もあまり得意としていないため、評価がそこまで高くない印象ですが、ここ数年では最も優勝の可能性の高い布陣となっています。

 

優勝することを考えたら、アンカーは中谷で固定したいところです。このチームで最も勝負強く、爆発力があり、他校のエースにも競り負けない選手です。

次いで重要になる1区は実績ベースだと千明や太田、井川が起用されそうですが、敢えて今季好調でスパートの切れる菖蒲に賭けてみたいです。

そうすると、千明や井川を繋ぎ区間に回すことができ、ここで優位を取ることができます。1区菖蒲と6区中谷。これが早稲田大が優勝するために必要な賭けです。

 

○順天堂大

三浦②-伊豫田③-野村③-石井②-原田④-四釜③

 

トラックシーズンでは全大学中トップクラスの勢いで駆け抜けた順天堂大。この勢いなら出雲駅伝優勝も狙えるのでは?と言われています。

まずは1区三浦で確実に先手を取りに行けるでしょう。そこから伊豫田、野村とエースを一気に継ぎ込んで大逃げを図るのが最も勝利の確率が高くなるのではないでしょうか。

4区石井も主要区間を走れる選手。5区原田も日本インカレ1500mで優勝するなど勢いのある選手。四釜もアンカーを任せるのに何の不安もない選手です。

三本柱を1区から3区まで投入しているのに、4区以降も手薄にならないのが順天堂大の強いところ。

久しぶりに優勝戦線に絡む順天堂大が見られそうです。

 

○帝京大

橋本④-西脇②-遠藤④-森田④-小野②-中村④

 

帝京大はあまり出雲駅伝を得意としていないチームです。チームの特性的には、もう少し距離が伸びて区間が増えた方が味が出てくるのですが、その中でもこの出雲駅伝にテーマを持たせるなら、「新戦力」です。

それが、森田、西脇、小野の3選手です。彼らは今季主力になってほしいと期待されている選手です。まずは繋ぎ区間で好走経験を積んでほしいところ。

主要区間は橋本、遠藤、中村の三本柱に託しましょう。箱根2区も見据えて、前半区間を走る経験を積んでほしい橋本を1区に、3区のスペシャリスト遠藤はそのまま3区、残る中村を6区に配置します。

得意距離ではないかもしれませんが、いいメンバーが揃っているのは事実。新戦力が上手くハマれば上位進出は可能な戦力です。

 

○國學院大

平林①-島崎④-藤木④-伊地知②-坂本③-中西大③

 

前回優勝のチームです。ディフェンディングチャンピオンとして出雲駅伝に乗り込むことになるのですが、どちらかというと気持ちはチャレンジャーかもしれません。

ポイントはルーキーの平林です。彼からは藤木、中西大以来のエースになる可能性を感じます。その期待も込めて、1区に使ってみたいです。そうすると島崎を2区に回すことができ、ここで優位を取れます。

藤木は上級生になってから駅伝ですっきりする走りがないので、3区で他校のエースたちと力試し。伊地知も主要区間で試したい選手ですが、埋まっているので繋ぎ区間で区間賞争いをする経験をしてほしいところ。

5区の枠は争いが激しいですが、新戦力を一人は起用したいです。

6区はダブルエースの一角の中西大。エース達に揉まれる経験を少しでも積み重ねていきたいです。

やや試すような要素も含めましたが、かなりバランスの取れたチームという印象の國學院大。優勝候補に綻びが生じたときには上位進出ができるチームです。

 

結局、上位進出ができそうなチームばかりになってしまいました(笑)

それだけ全体のレベルが上がっているということだと思われます。

どんな展開になるのか本当に読めない出雲駅伝、一緒に楽しんでいきましょう!

 

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