全日本大学駅伝のオーダーを本気で考えてみた①

こんにちは。先週末に開催された箱根予選は大波乱のレースとなりました。順天堂大が見せた圧倒的な速さ、専修大の7年ぶり箱根予選通過、中央学院大のまさかの敗退など驚きがたくさんある展開でしたね。

箱根予選の振り返りは後ほどゆっくりやることにして、今回からは11月1日に迫った全日本大学駅伝の区間エントリーを本気で考えてみることにしました。

「もし自分が駅伝監督だったら」といった観点から考えているので、あくまで参考としてお楽しみください！

それでは、前回1位から5位のチームをお届けします！

○東海大

喜早①－石原①－塩澤④－市村③－濱地②－本間③－西田④－名取④

5000ｍ13分台の選手がこれでもか、というくらいいるためメンバー選びにとても苦心しました（笑）

まず東海大の強みは超強力な三本柱。塩澤、西田、名取の3人はそれぞれ最も力を発揮できるであろう3区、7区、8区に置いて、それ以外の区間を若手選手で埋める形で考えました。

1、2区は勢いとスピードを兼ね備えたルーキーでひと勝負。仮に出遅れても経験のある3区塩澤と4区市村で取り返し、10000ｍ以上の距離で好タイムを出している濱地と本間で繋いで7区以降逆転を狙う。これが最もオーソドックスな勝ちパターンかと思います。

○青山学院大

湯原③－佐藤①－近藤②－神林④－中村②－宮坂②－岩見④－吉田④

めちゃくちゃ東海大を意識したオーダーになってしまいました（笑）

でもこれでいいと思います。前半は勢いのある若手に任せて、終盤に強力な4年生で締める。中間にバランサーとして神林を投入することで全体的に整えています。2区佐藤で首位を奪い、3区以降仮に逆転を許したとしても、ずっと先頭の見える位置で戦うことができれば必ず最後には勝てるメンバーです。ちなみに勢いのある若手、と紹介しましたが、普通のチームなら全員エースを張っていいくらい強い選手たちなので、本当に楽しみにしててください！

○駒澤大

赤津①－鈴木①－田澤②－加藤④－山野②－石川③－小林④－伊東④

強力ルーキーと充実の上級生たち。総合力は最も高いチームかもしれません。思い切って前半から思い切り勝負をかけるオーダーを考えてみました。日本インカレ5000ｍで入賞を果たした鈴木を2区、ゴールデンエースの田澤を3区、調子を上げている加藤を4区と破壊力のある選手を前半に並べて一気に抜け出しを図ります。もう一人のエース格の小林を7区に取っておき、万が一もつれたとしてもここでダメ押しを狙う。そんなオーダーです。

○東京国際大

熊谷④－山谷②－丹所②－栗原④－林①－堀畑②－ムセンビ②－佐伯④

昨季大躍進を果たした東京国際大。立役者となった世代が卒業し、さらに芳賀や中島といった主力もエントリーから外れたため、オーダーとしては正直厳しくなっています。大砲のムセンビは8区まで取っておく余裕が無さそうなので、あえて7区にスライドして早めに勝負をかけます。前半は山谷、丹所の実力派コンビで流れを作って4区から6区はとにかく耐える。アンカーの佐伯も流れをキープするには持ってこいの選手です。現実的にはシード権を確保できれば御の字、と言えそうですが、でもこのチームがそんな位置に収まる気がしない、というのもここ最近の戦いを見て感じています。

○東洋大

児玉②－西山④－松山①－吉川④－蝦夷森③－清野②－大澤④－宮下③

決して前評判の高くない東洋大ですが、西山の復活で一気に風向きが変わってきました。相澤の後継者の呼び声高い松山と2区3区に並べることで前半から抜け出しを図ることができます。そこからは先頭を逃げ続けるのが勝ちパターンとなるでしょう。吉川や蝦夷森といった主力を早めに投入することで首位固めを狙います。8区には宮下を取ってあるのでどんなに追撃を食らってもアンカー勝負に持ち込むことができます。久々に東洋大の優勝も見えてきたのではないでしょうか！

今回はここまでにします。次回もお楽しみに！！

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