【東京国際大】進撃のポスト伊藤世代!

キーワードで新チーム紹介

こんにちは。今季の各大学の注目点をキーワードと共に紹介するシリーズ。今回は東京国際大を紹介します。

東京国際大の今季のキーワードは「ポスト伊藤世代」です。(ちなみに前回は「勝負の年」でした。)

昨季は全日本で4位、箱根では5位と大躍進を果たした東京国際大。強豪校を何校も倒すジャイアントキリングに駅伝ファンも盛り上がりました。

そんな東京国際大の躍進を支えていたのが当時4年生だった世代

大エースの伊藤をはじめ、準エースの真船、山上りで奮闘した山瀬、復路で素晴らしい追い上げを見せた相沢など、主要区間で好走する選手が何人もいました。

この世代は1年次にはチームとして箱根駅伝に出場することすらできなかったのです。そんなところからシード権を獲得するところまでチームを耕したこの世代は本当に偉大でした。

そして、その世代が卒業した今季。チームの弱体化が懸念されるのは当然の話です。

でも、大丈夫です。ポスト伊藤世代がしっかり育っているのです。

それが、2年生世代。既に5選手が三大駅伝を経験しています。

大エースもここから育つ予感があります。

そんな世代を構成する選手を簡単に紹介しましょう。

■イェゴン・ヴィンセント

この選手はヤバいです。大学駅伝界にいていいレベルの選手ではありません。笑

ジョギングのようなゆったりとしたフォームから、箱根では3区59分台の驚異的な区間新記録を叩き出すなど常人離れした結果を作るヴィンセント。これから3年間どんな活躍をするのか想像もできません。

■ルカ・ムセンビ

東京国際大の留学生はヴィンセントだけではありません。ヴィンセントの圧倒的な破壊力の陰に隠れがちですが、ムセンビも全日本8区で区間賞を獲得するなどハイパフォーマンスを見せています。元々ロードではヴィンセントより強いと言われたこともあるムセンビ、虎視眈々とメンバーを狙っています。

■丹所健

日本人エース候補筆頭です。前回の箱根では強力世代を差し置いて1区に抜擢。超ハイレベルな展開の中でも食らいつき、2区伊藤に走りやすい位置でのスタートをプレゼントしました。勝負レースで外したことがないというエースの条件を満たしています。

■山谷昌也

えっ、山谷ほどのレベルの選手が東京国際大に行くの!?って話題になった選手です。水城高校時代からスピード豊かで有名でしたが、大学でもさっそく全日本で1区を任されるなど経験を積んでいます。これからも前半のスピード区間を任せていきたい選手です。

■大上颯麻

彼も1年次から箱根駅伝を走った一人です。山下りの6区で区間17位とやや苦しい走りとなりましたが、上位校の流れの中で戦った経験は必ず今後に生きてきます。今後山下りのスペシャリストに成長していく可能性を十分に秘めた選手です。

いかがだったでしょうか。2年生世代の強力さは全大学を見渡しても青山学院大か東京国際大か、というレベルです。そんなポスト伊藤世代の進撃に今季も目が離せません。

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