こんにちは。各大学の注目点をキーワードと共に紹介するシリーズ。今回は東洋大を紹介します。
東洋大の今季のキーワードは「逆襲の4年生」です。(ちなみに前回は「底上げ」でした。)
東洋大の4年生はチームの歴史の中でも印象に残る世代です。西山、吉川、田中の3選手は1年次、2年次ともに箱根で往路を走り、往路優勝に大きく貢献しています。それ以外にも大澤、浅井、田上と三大駅伝経験者が多く、世代全体でチームを支えてきました。
しかし、昨季は彼らにとって苦しいシーズンとなりました。
三大駅伝優勝を目指す東洋大にとっては物足りない走りが続いています。箱根駅伝で10位に沈んだ要因となりました。でも、ここから目を背けてはいけません。これは反撃のためのステップなのです。
彼らの苦闘の歴史を敢えて厳しく振り返ります。
■西山和弥
この学年の代表格で、箱根駅伝2年連続1区区間賞の快挙を成し遂げた選手です。1、2年次の往路優勝は西山のおかげと言っても過言ではないくらいです。
しかし、昨季は故障もあって本当に苦しみました。出雲では1区10位、全日本でも5区11位で首位を明け渡すなど精彩を欠く走り。箱根では大得意の1区なら、と期待されましたが、区間14位とまたも失速。本来の輝きを取り戻そうともがいています。
■吉川洋次
吉川も西山と並んで1年次から主要区間を任され続け、高値安定の走りを見せてきた選手です。しかし、昨季は故障に苦しみ、なんとか間に合わせた箱根でも3区13位と初めて失敗。相澤が取り戻した流れを再び途切れさせてしまいました。
■田中龍誠
1、2年次と山上りの5区を担ってきた選手です。2度も往路優勝のテープを切るというレアな経験をしています。
しかし、昨季は後輩の宮下にポジションを奪われてしまいました。しかも彼は5区区間賞を獲得する大活躍。このままでは5区の控えになってしまう、そんな危機を迎えています。
■大澤駿
昨季は出雲で2区2位、5人抜きの大活躍。ここから一気にエース格になるかと期待されましたが、全日本では2区12位、箱根でも9区9位と区間中位に甘んじてしまいました。
■浅井崚雅
1年次に全日本6区と箱根8区、2年次に全日本4区と三大駅伝に3度出場しているスタミナ型ランナーです。ただ、チームを押し上げるような結果を残すことはできず、昨季は三大駅伝いずれもエントリー外となってしまいました。
■田上建
2年次に全日本1区にサプライズ起用されると、先頭から19秒差と上々のデビューを果たした選手です。ここから飛躍するかと思いきや、その後は主要大会への出場がなく、足踏みする状態となっています。
ここまで厳しく書きましたが、でも悲観することはありません。
なぜなら、東洋大は悔しい思いから這い上がってきたチームだからです。
柏原世代だって設楽世代だって、3年次に敗れた悔しい経験から翌年の圧勝に繋げています。
彼らも今はジャンプの前のしゃがんでいる時期なのです。
そして、彼らがこれだけ苦戦しながらもシード権はきちんと獲得しているというのは、チームとして土台がしっかり整っている証です。
逆襲の準備は整っています。山あり谷ありの4年生世代のラストシーズンに注目してください。
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