こんにちは。今回が今年度最後の更新となります。2019年度は学生長距離界にとって転換点となるようなシーズンとなりました。
今回の記事はそんなエキサイティングな2019年度をトピックスごとに紹介していきます。お付き合いください!
「高速化」
まずはこれに尽きますね。ナイキの革命的な厚底シューズの登場も要因となったでしょう、トラックでもロードでも好タイムが連発しました。特に三大駅伝においては、出雲駅伝で2区間、全日本で4区間、箱根では7区間で区間記録が更新されるなど次元がひとつ上にあがった印象です。
「戦国駅伝」
今季は前回箱根駅伝優勝の東海大が故障者多発、青山学院大も主力世代の卒業により戦力ダウンして開幕。一方で躍進の國學院大、上位常連校の駒澤大や東洋大も戦力が充実してきており、どこが優勝するか全く読めない駅伝シーズンとなりました。
出雲では國學院大、全日本では東海大、箱根では青山学院大とそれぞれ優勝チームが異なるのも、戦力が拮抗していたことの証明でしょう。各レースとも接戦で手に汗握る展開だったのも楽しかったポイントです。
「新興勢力」
箱根駅伝出場校の顔ぶれが変わってきたのも2019年度のトピックスのひとつです。城西大や山梨学院大、大東文化大、上武大など箱根駅伝常連校が予選会で敗退する中、東京国際大や創価大といった若いチームが箱根駅伝出場を果たすどころかシード権まで掻っ攫っていきました。さらに古豪では筑波大が26年ぶりに本戦復帰を果たすなど、勢力図は混沌としています。
「相澤」
ここまで強いインパクトを残す選手はかつていたでしょうか。学生ハーフ、ユニバーシアードハーフ優勝、三大駅伝では3年次から5連続区間賞、うち4連続区間新。全日本3区での11人ぶち抜き首位奪取や箱根2区でのモグス超え区間記録更新など破壊的な走りの数々はまさに「最強の男」と呼ぶにふさわしいものでした。卒業後はニューイヤー駅伝4連覇中の旭化成に進みますが、ゲームバランスが壊れないか心配です。
「11番目の男」
青山学院大の吉田祐也は昨季まで2年連続で補欠1番手に甘んじて箱根駅伝を走れなかった選手です。それが今年は4区の座を掴むと、相澤の区間記録を更新する大爆走。さらに別府大分毎日マラソンに出場すると初マラソン歴代2位の好記録で日本人トップを奪取。卒業後は一般就職して競技を引退する予定でしたが、撤回してGMOインターネットで競技を継続することになりました。
ひとつの走りで人生が変わる。こんなシンデレラストーリーがあるのも箱根駅伝の魅力ですね。
ざっと振り返るとこんなものでしょう。とても楽しかったです。
みなさま今季もお付き合いいただきありがとうございました。
おかげさまでこの4月、活動4年目を迎えます。
新型コロナウィルスの影響で各種大会が中止されるなど、今まで過ごしたことのないシーズンとなりますが、みなさまと一緒に予測不能なシーズンを楽しみたいです。それでは!
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