箱根駅伝2020振り返り~創価大~

創価大

こんにちは。箱根駅伝に出場したチームの戦略と結果について1校ずつ振り返るシリーズ。今回は創価大の箱根駅伝について振り返ります。

往路:7

復路:9

総合:9

榎木監督が指揮を執り始めた今季、創価大は3年ぶりの箱根駅伝に戻ってきました。前回出場時に好走した米満とムイルがダブルエースとしてどっしり構えながら、急激に力を伸ばしてきた若手選手が脇を固めるチーム。完全に勢いに乗っていました。

〇戦略

ダブルエースの米満、ムイルを1区2区に投入して上位から戦い始める道を選択しました。3区4区は今季大きく成長した原富と福田で耐え、佐久長聖高校史上最も山登りの適性があると噂されていた5区築館で勝負をかける算段でした。

復路は当初予定されていた選手が外れた6区に強力ルーキーの葛西を起用。そして8区に前回学生連合で箱根路を経験したエース格の鈴木を置いたところがポイントでした。7区右田9区石津10区嶋津も力を伸ばしてきた選手であり、復路は勢いで勝負できるのではないかと予想されました。

〇結果

米満が超高速レースとなった1区を制する快挙で戦いが始まりました。しかし、2区ムイルは本来の力を発揮しきれず6位に後退、3区原富も善戦しながら強豪校の波に揉まれて9位まで順位を落とすなど、穏やかでない雰囲気が漂います。

でも今年の創価大にはここでずるずる落ちない強さがありました。

4区福田が区間4位の快走で7位まで押し上げると、5区築館も出入りの激しい展開の中で順位をキープ。往路は7位と過去最高順位を更新しました。

初のシード権に向けて勝負となった運命の復路。後ろには駒澤大、早稲田大、東洋大、中央学院大と強豪校ばかりで全く気は抜けない状況でした。

案の定、6区葛西が3つ順位を落とすと、7区右田が早稲田大に交わされて11位に転落してしまいます。

前にいるのはシード争いにいていいレベルではないチームばかり。さすがに厳しいかと思われました。

でも、創価大のドラマは終わっていませんでした。

8区鈴木、9区石津が必死に中央学院大に食い下がると、10区嶋津が驚異的なオーバーペースで突っ込みます。あっという間に中央学院大を交わすとその後も勢いは衰えず。最後は東洋大まで交わして9位浮上。歓喜の初シードを獲得することができました。

 

〇感想

今回の箱根駅伝は創価大にとって歴史的な大会となりました。シード権獲得、米満の区間賞、嶋津の区間新と初めて尽くしでした。

今季、チームとして上り調子であることは感じていましたが、それでもこれだけ鮮やかに結果を残したことは素晴らしいです。

前回箱根駅伝に出場してから箱根予選敗退を繰り返した2年間、悔しさと向き合いながら努力してきた成果が出たのでしょう。そしてそれを引き出した榎木監督は間違いなく名将です。

〇今後に向けて

長年チームを引っ張ってきた米満、ムイルに山上りを担った築館が卒業してしまいますが、福田、嶋津と次世代のエース候補が無事に育ちました。葛西、石津など主要区間で戦える選手もまだまだいます。来季は本当に大事なシーズンです。連続シードを獲得した日には、一気に強豪校の仲間入りを果たします。そしてそれができそうな予感がしてならないのが創価大なのです。

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