こんにちは。今季の各大学の注目点をキーワードと共に紹介するシリーズ。最終回となる今回、初めて筑波大を紹介します。
筑波大の今季のキーワードは「育成の星」です。
筑波大は昨季、26年ぶりに箱根駅伝出場を果たしました。長らく箱根駅伝から遠のいていた分、その喜びもひとしおでした。
そしてその道はとても険しい道でした。
クラウドファンディングで強化資金を募る“箱根駅伝復活プロジェクト”を掲げて以来、少しずつスカウティングが向上していきましたが、それでも他の箱根駅伝常連校と比べると入学してくる選手のタイムは決して良くありません。
その中で箱根駅伝出場に漕ぎつけたのは弘山監督の育成力の賜物です。
そして、その中からとてつもない成長を遂げた育成の星がいます。
その名は西研人(4年)。
彼は高校1年次までサッカー部で、人生初駅伝が箱根駅伝という異色の経歴を持っています。
競技を始めたのが遅く、しかも進学校で競技をしていた分、伸びしろもあったのでしょう。でも、それだけでは考えられないくらい、西はとても大きく成長しました。
どれくらい大きいかというと、今や箱根駅伝常連校のエースと同じレベルで大きいです。
灼熱の箱根予選では個人19位。ハイレベルの箱根1区では区間11位。そして、2月の丸亀ハーフでは61分台の好記録。
ここまで右肩上がりで大きく育っていく選手もなかなかいません。
でも、筑波大はそんな選手を育て上げたのです。
この育成力こそが26年ぶり復活のカギであり、今後も高校生が進学先に筑波大を選ぶ理由になるのです。
そういった意味では“育成の星”としての西の存在は筑波大にとってとても大きなものになります。
彼の活躍が筑波大の未来を作ると言っても過言ではありません。
そんな西が牽引する今季の筑波大。ぜひ注目してみてください。
当シリーズはこれにて終了です。
キーワードで注目点を紹介するシリーズはいかがだったでしょうか。
今季は関東インカレの延期や全日本予選の中止など残念なニュースも多いですが、可能な限り楽しんでいきましょう!
次回からはまた新しいシリーズに入りますので、また楽しんでいってください!
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