こんにちは。箱根駅伝に出場したチームの戦略と結果について1校ずつ振り返るシリーズ。あの興奮をもう一度!
今回は山梨学院大の箱根駅伝について振り返ります。
往路:15位
復路:23位
総合:23位
前回は主に復路で上級生が大健闘。こつこつ伸びていく土台が少しずつ強固になってきている雰囲気でした。今回の箱根予選ではわずか3秒差で東京国際大を上回ってギリギリでの通過。あとはもう上がるしかないという状況で箱根路に臨みました。
〇戦略
1区には日本人エースの北村、2区は留学生のキピエゴと序盤からトップ2の選手を並べてきました。鬼門になりがちな3区は今季大きく伸びた高木を置いて、4区にはルーキーながらロード巧者の気配を見せる和田、5区には秘密兵器の弓削を配置。まずは序盤どれだけ勝負できるか、3区以降は格上の選手たち相手に耐えられるかといった戦いになりました。
復路は前回区間10位と好走した高田を6区、箱根予選でチーム内3位と好走した徳田を7区、経験豊富な新本を8区と強力な上級生3人を並べてスタートダッシュを狙う形。9区には2年生の平八重、10区には1年生の占部と下級生で締める布陣で臨みました。
〇結果
1区北村が16位。2区キピエゴが4人抜きで12位浮上と序盤はまずまずの位置で走り出しました。3区高木、4区和田と少しずつ順位を落としますが、5区弓削が区間11位と好走を披露して、往路は15位ながらシードラインとは1分以内の差で終える健闘を見せました。
シード争いが期待された復路でしたが、6区高田が区間21位、7区徳田が区間23位と苦戦して万事休す。一度失った流れを取り戻すことができず、最後は総合23位でのフィニッシュとなりました。
〇感想
総合23位と出場チームの中でいちばん下位でのゴールとなりましたが、収穫は多いレースとなりました。北村は単独走の方が得意とのことでしたが、日本人エースの使命として1区を走ってくれました。3区4区でも少しずつ順位は落としながらも大崩れすることはなく、5区で稼ぐレースパターンを遂行できました。今回は復路が振るいませんでしたが、前回のように区間10位前後で繋いでいく力は持ったチームです。往路と復路の噛み合いさえよければシード争いの最前線に突入できることを感じさせたレースとなりました。
〇今後に向けて
今回走った選手からは北村、高木が卒業します。特に日本人エースとして奮闘してきた北村の穴は大きいです。次の日本人エースは誰が担うのか。村上や和田といった選手に期待しています。
また、今季より大崎監督が新たに就任します。マラソンのトップランナーとして有名な方なので、また強固な土台を作っていくのではないでしょうか。
これにて、第100回箱根駅伝の振り返りを終了します。長い期間に渡ってお付き合いいただき、ありがとうございました。
次回からはまた第101回箱根駅伝に向けて発信していきますので、よろしくお願いいたします。
ここまで読んでくださった方は
以下のリンクからブログの通知を受け取ることが出来ますので
ぜひ登録よろしくお願いいたします!!
コメント