【東京国際大】最強の三本柱を持つからこそ

キーワードで新チーム紹介

こんにちは。シリーズ「キーワードで新チームを読む」今シーズンの各大学の注目点をキーワードと共に紹介していきます。今回は東京国際大を紹介します。

 

東京国際大の今季のキーワードは「三本柱」です。(ちなみに前回は「史上最強」でした。【東京国際大】ヴィンセントは史上最強? | 100倍楽しく箱根駅伝を見る方法 (100hakone.net)

 

今年の箱根駅伝、優勝した青山学院大の勝因は圧倒的な選手層でした。そこからさらに戦力アップしており、選手層でこのチームを上回るのは至難の業です。

 

次回も優勝候補大本命の青山学院大を上回れるとしたら、爆発力で勝負できるチームに可能性があると考えています。

 

そのひとつが東京国際大です。

 

東京国際大には全大学中最強の攻撃力を持つ三本柱がいます。

 

ヴィンセント、丹所、山谷。

 

いずれもエース区間で区間賞を獲れるレベル、いや、区間賞以上のアドバンテージをもたらしてくれるレベルの選手たちです。

 

今回は、そんな最強の三本柱を簡単にひとりずつ紹介します。

 

○イェゴン・ヴィンセント(4年)

1人だけで三本柱分くらいの破壊力を持つ超強力なエースです。基本的には襷を受けてから渡すまでの間に、前にいる選手を全員抜いて、貯金まで作ってくれます。

さらに、前回の箱根では走行中に脚を負傷しながらも、最後まで走り切れるようにペースを落とすクレバーさも持ち合わせています。

間違いなく、ヴィンセントを中心にレースが回ります。

 

○丹所健(4年)

日本人選手としては、全大学中最強クラスの走力を持つエースです。

突っ込んで粘ることのできるタイプの選手で、昨季は出雲3区、全日本6区で受けた襷を先頭まで運んでくれました。ヴィンセントとやっていることが同じです。

箱根でも太田(青山学院大)に最後は競り負けたものの、やはり先頭付近まで順位を押し上げてくれました。

こんな推進力を持つ選手がヴィンセントと同じチームにいるというのは脅威でしかありません。

 

○山谷昌也(4年)

切れ味抜群、安心安全のスターターです。ヴィンセントや丹所が追い上げる役割ではなく、稼ぐ役割を担うことができるのは山谷がいつも1区で上位発進をしてくれるおかげです。

今季は関東インカレで入賞するなど、勝負強さに磨きがかかっている印象の山谷。切り込み隊長としてさらに高いパフォーマンスを見せてくれそうです。

 

このように三本柱は本当に強力です。

 

そして、彼らを活かすためにも4番手以降の選手たちの奮闘がカギとなります。

期待しているのは白井と佐藤の2年生コンビ。

彼らに安心して往路を任せることができるようになると、三本柱をより攻撃的に活用できるようになります。

 

出雲、全日本、箱根。いずれも東京国際大の三本柱を語らずにはレース全体の展望もできないでしょう。

もはや今の東京国際大は他校からトップクラスに警戒されるチームです。

 

それだけ強力な三本柱を擁する東京国際大の戦いに注目してみてください。

 

 

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