箱根路を駆けた名選手たち~神野大地~

OB紹介

こんにちは。今日は月に1度のシリーズ「箱根路を駆けた名選手たち」です。今回紹介する選手は神野 大地(青山学院大卒)です。

 

青山学院大が学生駅伝界の主役であることは疑いようもありません。三大駅伝の優勝回数はなんと11回。

しかし、初めて箱根駅伝を制覇したのはまだ6年前のことなのです。

初優勝から6年間で5度も箱根駅伝を制している青山学院大、その礎を作ったのはまさにこの人、神野大地なのです。

 

ここまで説明しなくてもみんなご存じだと思います(笑)

みんなの愛する“三代目山の神”神野大地の青春、箱根駅伝をご紹介します!

 

〇高校時代                          

愛知県の中京大中京高校出身の神野。3年冬までは決して目立つ選手ではありませんでしたが、3年次の都道府県対抗駅伝では高校生エース区間の5区で4位と好走。後にチームメイトとなる久保田和真と先頭争いを展開するなど大きく目立ち、“誰だこの選手は…?”と界隈をざわつかせました。

 

〇大学時代

■1年次

神野が入学したときの青山学院大はまだまだ発展途上でしたが、4年生に出岐雄大や大谷遼太郎など強力な選手が揃っており、箱根では連続シード獲得中。そんなところに同期で学年ナンバーワンの久保田が加入するということで、一躍注目チームへと進化しました。

 

そして、出雲駅伝ではその久保田の活躍もあってなんと初優勝

ただ、神野はまだまだ身体づくり中。1年目の主要大会出場はなりませんでした。

 

■2年次

出岐が卒業し、新エースと期待された久保田も故障で欠場となった2年次、不在となったエースの座を埋めたのは、まさかの急成長を遂げた神野でした。

出雲では6区4位、全日本では2区6位、箱根でも2区6位とエース区間でとても安定した走りを披露。チームもそれぞれ5位、6位、5位と上位校の一角としての立ち位置を確立しました。

 

ただ、優勝するためにはもうひとつパンチ力が足りない、という青山学院大の状況でした。

 

■3年次

そしてこの年、そのパンチ力が青山学院大にしっかり備わってしまいました。(しかもメガトンパンチ級)

担い手となったのは神野。

しかし、それも一朝一夕に出来たわけではありません。

神野は全日本8区で明治大(大六野)に交わされて2位を守りきれないという悔しい思いをしています。

 

そしてここから時代が一気に変わります。

 

適性を見込まれて山上りの5区にコンバートされた箱根では、1時間16分15秒という驚異的なタイムをマーク。

あっという間に首位を奪取すると、2位に5分近くの大差をつける快走で青山学院大の初優勝を決めてしまいました。

 

ここから青山学院大の黄金時代が始まったのです。

 

■4年次

箱根駅伝の圧勝で一気に学生駅伝界の主役へと駆け上がった青山学院大。

その立役者となった神野は他校からマークされる存在となります。

しかし、この年は2度の疲労骨折に泣かされたシーズンになりました。

 

トラックシーズンはほぼ欠場で、チームが優勝した出雲も欠場。

それでも何とか全日本には間に合わせ、前年と同じ8区を担うことになりました。

 

この大会は青山学院大が圧倒的な優勝候補として君臨していたものの、東洋大がとんでもない執念を見せます。

 

神野が襷を受けたときは東洋大と27秒差の2位。東洋大のアンカー(上村)との実力差を考えると、逆転は射程圏内であると思われていました。

しかし、思うようにペースが上がらず、最後は涙を流しながら2位でゴールすることとなったのです。

 

それまでどんな順位でも優勝したかのように笑顔でゴールしてきた青山学院大にとって、この幕切れは衝撃的でした。

 

さらに神野は全日本後に足の違和感を覚えて全体練習離脱。箱根出場も危ぶまれました。

 

それでも、必死に調整して箱根駅伝には何とか間に合い、2度目の5区にエントリーされることとなったのです。

 

いずれにしても、神野が手負いの状態であることは確か。

負担をかけないようにと1区から4区のメンバーが奮起しました。

 

その結果、神野に襷が渡ったのは後続と2分28秒もの大差がついた首位。

神野は前年より3分近くタイムを落としながらも先頭をしっかりキープし、青山学院大の2連覇に貢献しました。

 

そこから青山学院大は4連覇まで伸ばし、完全に黄金時代を築き上げることとなったのは皆さんも知るところかと思います。

 

〇社会人時代

青山学院大卒業後は強豪実業団のコニカミノルタに進みました。1年目からエースとしてニューイヤー駅伝で奮闘してきましたが、本人が目標としていたマラソンではなかなか思うような結果が出ず。

試行錯誤の繰り返しの中、2年でコニカミノルタを退社してプロランナーへと転向します。

レース中の脇腹の痛みに苦しむこともありましたが、2019年にはアジアマラソンで優勝を飾るなど、少しずつ結果にも繋がってきています。

マラソン日本代表に向けて奮闘を続けている神野、命を燃やしたような走りはついつい応援したくなります。

 

〇最後に

神野大地は国民的ランナーですが、彼が持っている最も強い才能は“努力”です。山上りでは華々しく活躍しましたが、ひとつずつステップを踏んで結果を残してきた選手です。

 

また、彼は全日本大学駅伝での悔しい思いを箱根に繋げてきた選手です。

先日の全日本大学駅伝で青山学院大はアンカーを走ったエースの吉田圭太がトップを守り切れない悔しい経験をしましたが、神野のように箱根で取り返してほしいですね。

 

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