【日大】紆余曲折経て勝負の年!

キーワードで新チーム紹介

こんにちは。各大学の注目点をキーワードと共に紹介するシリーズ。今回は日大を紹介します。

 

日大の今季のキーワードは「勝負の年」です。(ちなみに前回は「異色の留学生」でした。)

 

日大は前回の箱根駅伝、前半から上位争いには絡めず18位にとどまりました。悔しい結果ですが、悲観する必要はありません。

なぜなら、勝負の年は今年だからです。

 

前回の箱根駅伝に出走した4年生は2人のみ、エース格の選手は全員残っています。そして、そのエース格の選手たちは皆、上手くいったりいかなかったりを繰り返しながらも確実に成長しています。

 

そんな経験を積んできたエース達を簡単に紹介します。

 

■横山徹(4年)

日大のスターターを一手に引き受けている選手です。2年次の全日本1区では区間7位の好走。前回の箱根予選でも個人24位に入るなど、持っているスピードの高さはチームでもトップクラスです。箱根では2年次から1区17位、1区15位と苦戦していますが、区間賞争いに加われるポテンシャルを持っています。

 

■武田悠太郎(4年)

クレバーな走りを武器に、中盤区間で力を発揮できる選手です。彼のベストレースは2年次の箱根4区。清水(早稲田大)、有馬(中央学院大)といった実力者に食らいついて区間8位、3区で一度止まった流れを取り返してくれました。前回は4区17位とまさかの失速に泣きましたが、目立った失敗もそれくらい。安定して走ってくれます。

 

■宮崎佑喜(4年)

日大の山下りを担当している選手です。2年次は区間16位でしたが、3年次は区間4位へと一気にジャンプアップ。一斉スタート組の中で積極的に飛ばした走りが印象的でした。前回の箱根はチーム全体が苦戦した中で流れを切り替える走り。今季もゲームチェンジャーとしての活躍が期待されます。

 

■チャールズ・ドゥング(2年)

日大のエースです。実業団(小森コーポレーション)での競技経験を経て日大に入学したため、周りと比べて少しお兄さんの24歳です。

他の留学生ほどの圧倒的なスピードはありませんが、タフなロードレースで力を発揮してくれます。

前回の箱根では2区12位と上手く走れませんでしたが、その信頼が揺らぐことはありません。あと3年間、エース区間を担い続けるでしょう。

 

■樋口翔太(2年)

日大の歴史に残るエースになりうるビッグランナーです。昨季は箱根予選で個人33位に入ると、本戦でも3区8位の奮闘。日大の鬼門と呼ばれる3区かつ単独走の中での好走からは、ただならぬポテンシャルを感じました。大きなレースで外すことなく走っているのもポイントです。

 

このように、主要区間で戦ってきたエース達がこれだけいるのはチームの大きな財産です。上手くいったりいかなかったりですが、紆余曲折を経た分、強くたくましく成長しています。

 

そんなエース達が揃った勝負の年。そんな日大のシーズンに注目してみてください。

 

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