こんにちは。箱根駅伝に出場したチームの戦略と結果について1校ずつ振り返るシリーズ。今回は國學院大の箱根駅伝について振り返ります。
往路：2位
復路：10位
総合：3位
この1年間で5000ｍからハーフマラソンまで全て学内記録を更新し、出雲駅伝では優勝を果たすなど、まさにチームの歴史を塗り替えている國學院大。箱根駅伝は3位を目標に戦いに挑みました。
〇戦略
今回も往路に主力をがっつり固めて往路優勝を獲りに行きました。1区藤木、2区土方、3区青木、4区中西大、5区浦野の5選手は盤石すぎます。4区まで先頭が見える位置で繋げれば浦野で先頭を奪えるという算段でした。
復路は往路と比べると薄いですが、6区島崎7区木付と今季急成長した2年生で勢いづけ、8区以降のロード職人たちで上手に締めるという戦略で臨みました。
〇結果
1区藤木がほぼ区間賞の2位と完璧なスタートを切ると、2区土方からも常に先頭付近で戦う理想的な展開。4区終了時には、最も往路優勝の可能性が高いチームとなっていました。
しかし、山仕様に仕上げてきた5区浦野が脚の違和感で伸び切らず、首位を奪うことはできないまま往路は2位で終えることになりました。
復路は堅実に繋いでいきますが、他校の猛攻を受けて9区終了時には5位まで順位を落としてしまいます。でもここからがすごかった。
10区殿地が積極的に飛ばして前方の2チームに追いつくと、ラスト1ｋｍで鮮やかなスパート。見事目標の3位を勝ち取って前田監督を泣かせました。
〇感想
この一年間、主役として戦ってきたチームの最後にふさわしい劇的な幕切れでした。主力を全投入した往路で優勝を果たすことはできませんでしたが、総合3位を奇跡的に確保。過去5年間、トップ3は全て青山学院大、東海大、東洋大、駒澤大、早稲田大が占めていましたが、その強豪校たちの世界に風穴を開けてやりました。
本当に素晴らしいです。
〇今後に向けて
土方、浦野、青木、茂原とこの2年間の躍進のシンボルとして活躍してきた選手が卒業するので、戦力的には大打撃です。そう簡単には穴は埋まらないでしょう。でも、藤木や殿地、中西兄弟など、彼らの背中を見ながら育ってきた有望な若手がいます。悲観する必要はありません。
これで来季もシード権を獲得するようなら、國學院大は本当に強いチームになったということです。夢のような祭りはもう終わり。真価を問われる一年となります。
オンラインサロン（100倍楽しく箱根駅伝を見る集団）
への参加や
オープンチャット（100倍楽しく箱根駅伝を見るところ）
への参加もお待ちしておりますので気になる方はラインにてメッセージください！
お問い合わせもこちらから！
↓↓
お待ちしております！！
コメント