こんにちは。箱根駅伝に出場したチームの戦略と実際の結果について1校ずつ振り返っていくシリーズ。今回は東海大の箱根駅伝について振り返ります。
往路:13位
復路:18位
総合:15位
スピードのある下級生とスタミナ型の上級生がバランスよく揃っていた東海大。エース石原も長い故障から復活し、昨年以上に攻め込める体勢で2年ぶりのシード獲得を目指しました。
〇戦略
山上りの切り札吉田をはじめ、松崎、入田と箱根駅伝での好走経験者が次々とメンバー外に。厳しい戦いが予想されましたが、今季は万全な状態で石原が2区に登場。1区梶谷3区花岡4区越と前後にも爆発力のある下級生が控えており、石原が作る流れに乗れれば、上位進出も見込めました。
一方、最も稼げるところと見込んでいた5区は吉田が欠場。代役の杉本がどれだけ耐えられるかが大事でした。
復路は大きく稼ぐ、というよりは6区川上、9区竹村と安定感のある4年生を中心にどこまで凌げるかという戦い。
突破力のある序盤でどこまで上位につけられるか、その後はどこまで崩れずに走り切れるか、という勝負でした。
〇結果
1区梶谷が19位と思わぬ出遅れとなりましたが、2区石原が区間4位の快走で11位までリカバリー。3区花岡、4区越も好走で繋いで、4区終了時には9位と上々の位置につけます。
5区杉本は13位まで順位を落としますが、タイム差としてはまだ逆転可能な範囲で抑えてくれました。
勝負の復路。6区川上が区間9位とまずまずの滑り出しを見せますが、7区竹割、8区神薗が区間18位、20位と苦戦して万事休す。最後は総合15位と悔しいゴールになりました。
〇感想
チームとして噛み合えば十分にシード獲得はできた、と思えるような今回の戦いでした。
4区まで健闘した選手たちはいずれも3年生以下。5区以降は苦戦が目立ちましたが、経験者が複数外れた分、最後にそのしわ寄せがきてしまった印象です。
それでも、今回は手応えも十分に得られた大会でした。
特に石原が初めてのエース区間でいつもどおりの破壊的な走りができることを示したこと、花岡もネクスト石原のような攻撃的な走りができたことが大きいです。こんな切り札、簡単に育てられるものではありません。
大きく稼げる選手は育ってきたので、あとは彼らに追いつけ追い越せで食らいつく選手がどれだけ現れるか。
再び強豪校に戻るための一歩目は踏み出しています。
〇今後に向けて
今回走った選手からは5区杉本、6区川上、9区竹村が卒業します。堅実に走れる選手の卒業は大きいですが、現有戦力の底上げでカバーできるはず。
あとはチームとしてどれだけコンディションを整えていけるか。
全員がのびのびと力を発揮できれば、全日本も箱根もシードを取れるだけのポテンシャルがあるチームです。
逆襲に期待していきましょう。
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