こんにちは。箱根駅伝に出場したチームの戦略と結果について1校ずつ振り返るシリーズ。あの興奮をもう一度!
今回は日体大の箱根駅伝について振り返ります。
往路:21位
復路:11位
総合:16位
昨年まで大エースとして活躍していた藤本が卒業し、作り直しのシーズンを迎えた日体大。大森や山口、山崎と新エース候補となる選手たちが大きく力を伸ばして箱根予選は4位通過。主要区間でも勝負できる手応えを持って箱根路に臨みました。
〇戦略
2区でも5区でも行けると思われた山崎が欠場となり、稼ぎ頭を欠いた中でのオーダーを考える必要がありました。1区には期待を込めて2年生の平島を抜擢すると、2区は箱根予選チームトップの山口。3区に最も信頼できる漆畑主将、4区に今季大きく力を伸ばした大森と2~4区に強い選手を固めてきました。そして、5区、6区は秘密兵器の三好と冨永を起用。
復路は7区田島、8区分須とここに爆発力のある選手を並べました。最後は田中、住原と日体大らしくロードを得意とする選手で締める布陣。じわじわ順位を上げていけるだけの粘り強さがあるメンバーでした。
バランスの取れたオーダーとなった一方、大きなゲームチェンジができる選手はいないため、どれだけ序盤からレースの流れに食らいついていけるかがカギとなりました。
〇結果
1区平島がまさかの23位スタート。2区山口も最下位の流れにハマってしまい、いきなり苦しい立ち上がりとなります。それでも、3区漆畑が単独走ながら区間12位の好走で流れを変えると、5区三好も区間12位の好走で遂に最下位脱出。往路は21位で終えました。
復路は6区冨永が区間14位とまずまずのスタートを切ると、7区田島が初めて区間一桁となる区間9位で加速。すると8区分須が区間2位の快進撃で19位まで上昇。10区住原も区間6位の好走で16位まで上げてのフィニッシュとなりました。
〇感想
6年連続のシード落ちとはなりましたが、16位という順位以上に日体大の強さを感じるレースとなりました。
流れが大事な駅伝において、序盤出遅れたチームが巻き返すのは簡単なことではありません。それでも、自分の位置以上の走りをして、着実に順位が上がっていきました。冒頭にゲームチェンジャー不在と書きましたが、このレースにおいては漆畑や三好、分須など流れを変えてくれる選手が複数現れました。
あとは序盤の流れに上手く乗るだけ。シード獲得に向けて、道筋が見えるような好レースでした。
〇今後に向けて
今回走った選手では漆畑、大森、三好、田中が卒業します。来季は今回走れなかった山崎をはじめ、山口や分須といった選手がエース格になっていくでしょう。エース力はここ数年の中でも高いチームを作れそうです。久しぶりのシード獲得に向けて、要注目のシーズンを迎えます。
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