こんにちは。今年も待ち詫びていた駅伝シーズンが目前に迫ってまいりました!
今回は三大駅伝の開幕戦、出雲駅伝を100倍楽しむためのガイドを用意しました。テレビ観戦する際のお供としてこの記事を利用してください。
◯基本データ
・名称
第35回出雲全日本大学選抜駅伝競争(通称:出雲駅伝)
・日時
10月9日(月)13:05スタート
・コース
出雲大社正面鳥居前→出雲ドーム
6区間45.1km(詳しくは後述)
・出場チーム
日本全国より選抜された20チーム(関東からは前回の箱根駅伝の上位10チーム)
〇概要
出雲駅伝は全日本大学駅伝、箱根駅伝と並ぶ三大駅伝のひとつとして有名です。特徴としては区間、距離ともに三大駅伝の中で最も少ないことが挙げられます。したがってエース力とスピードがレースの流れに与える影響が大きく、最長区間のアンカー6区での大逆転も数多く起きています。
また、駅伝シーズンの開幕戦ということもあって、優勝を目指して全力のメンバーで臨むチームがある一方、全日本や箱根とは違ってシード権が無い為、経験の少ない選手の起用や今季成長した選手の初めての主要区間への抜擢など、いろいろと試すようなオーダーを組むチームも現れます。
◯区間紹介
主要区間は1区、3区、6区と言われています。
・1区(8.0km)
駅伝シーズンの幕開けとなる区間です。特に難易度が高いコースではありませんが、距離の短い出雲駅伝において出遅れを取り戻すのは至難の業であるため、重要な区間となっています。前回は中央大のエース吉居大和が序盤から飛び出して区間賞獲得。しかし、花尾(駒澤大)を筆頭にした2位集団もしっかり追いかけたことで大差はつきませんでした。
1区に起用される選手は大きく3タイプに分かれます。
1.キレッキレのスピードランナー
例:山本(國學院大)、唐澤(駒澤大)
2.勢いのある1年生
例:工藤(早稲田大)、織橋&小池(創価大)
3.エース
経験を積むことに主眼を置いたチームは序盤の出遅れを避けるために1区にエースを起用することも多いです。
・2区(5.8km)
距離の短い出雲駅伝の中でも最短の区間です。しかし、距離は短いと言えどもレースの趨勢を決める大事な区間です。思い切って前半から突っ込んだ選手が好成績を残しています。2区に起用される選手はだいたい3タイプに分かれます。
1.期待のルーキー
例:鳥井(青山学院大)、大野(順天堂大)
2.超スピード型の主力
例:三浦(順天堂大)、佐藤(駒澤大)
3.敢えてのエース
前回では葛西(創価大)が該当します。エースでも、故障明けや連戦の場合は距離の短く、比較的負荷の少ないこの区間に起用されることもあります。
・3区(8.5km)
“華の3区”です。この区間にはエースしか出てきません。3区終了時にどれだけアドバンテージを取れているかが優勝争いのカギとなってきます。前回は先頭の駒澤大(田澤)を青山学院大(近藤)が追いかけるスリリングな展開になりました。
・4区(6.2km)&5区(6.4km)
ここがつなぎ区間です。ただ、優勝争いにおいては選手層の厚さが明確に出る2区間です。優勝争いをしていないチームにとっては駅伝の経験値を積むための区間となることが多いですが、優勝争いをするチームは普通に主力を投じてきます。前回王者の駒澤大は4区山野5区安原と経験豊富な上級生を並べて、ここで勝負を決めました。
・6区(10.2km)
最重要区間です。アンカー区間にして最長区間、何度も大逆転劇が起きています。トップと30秒から1分差くらいであれば逆転が可能であると見てください。
6区に最も走力の高い選手を置きたいところですが、5区までに差が開きすぎると死に札となってしまうことから、なかなかそういった配置がしづらいという背景もあります。それでも6区にエースを置けているチームは本当に優勝が狙えると見ていいでしょう。
6区に起用される選手はだいたい2タイプです。
1.大エース
例:吉居大和(中央大)、鈴木(駒澤大)
2.スタミナに自信系上級生
例:伊地知(國學院大)、山森(創価大)
〇今回の見どころ
昨年三冠の駒澤大が優勝候補ですが、吉居兄弟と中野の爆発力がある中央大、三本柱と若手の勢いが止まらない國學院大、三浦や吉岡といった世界レベルのスピードがある順天堂大、自己ベスト連発で絶好調の青山学院大など能動的に仕掛けられるチームが多く、正直どんな展開になるか読めません。1区から大注目です。
出雲駅伝の紹介は以上となります。10人のエントリーが発表され次第、各チームのオーダー予想もしようと考えておりますので、また読んでいただけたら嬉しいです。
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