こんにちは。各大学の注目点をキーワードと共に紹介するシリーズ。今回は法政大を紹介します。
法政大の今季のキーワードは「正念場」です。（ちなみに前回は「6区」でした。）
法政大は前回の箱根駅伝で15位に沈み、3年連続で獲得していたシード権を逃しました。そして、ここ数年の躍進を支えてきた絶対的エースの佐藤と青木も卒業しました。さらに土台となってほしい4年生はまだ誰も箱根駅伝に出場したことがありません。逆風だらけです。正直に言って、今季はシード権どころか、箱根駅伝出場すら危ぶまれるレベルです。
そしてこれは逆にチャンスとも言うことができます。今年さえ乗り切ることができれば、もう安定した強豪校であり続けることが可能でしょう。
そんな強豪校への正念場を迎えた法政大。
もちろん明るい材料もあります。いくつかご紹介します。
1. 経験を積んだ若きダブルエース
このチームのエースは鎌田（3年）と河田（2年）です。2人は昨季、三大駅伝で全て主要区間を任されました。それぞれ結果は良かったり悪かったりでしたが、強い選手たちに揉まれた経験は必ず今季に生きてきます。
2. 有望株だらけの2年生
法政大2年は青木世代に並ぶ強力世代になるポテンシャルを秘めています。エース格の河田、箱根を経験した中園だけでなく、高校時代に全国駅伝で活躍した内田や扇といった有望な選手が控えています。彼らに共通するのは、「派手さはないけど、堅実に活躍する」ということです。こういう選手が揃った世代はチームの強靭な土台となり得ます。
3. 職人の存在
ずばり、清家（3年）のことです。昨季は三大駅伝フル出場。出雲5区10位、全日本5区12位から箱根では9区7位と最も好成績を残しました。終盤区間をきっちり締めることのできる選手がいるというのはとても心強いことです。
清家の存在がチーム全体に安定感をもたらします。
いかがでしょうか。今季の法政大は実績が少ないが故に評価はあまり高くありませんが、それでも躍進する可能性は十分にあるチームです。
強豪校への正念場を迎えた法政大。その戦いに注目してみてください。
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