こんにちは。箱根駅伝に出場したチームの戦略と結果について1校ずつ振り返るシリーズ。今回は国士舘大の箱根駅伝について振り返ります。
往路:20位
復路:16位
総合:19位
昨季までチームを牽引してきた住吉世代が卒業し、新フェーズに入った国士舘大。戦力低下が叫ばれる中、心配された箱根予選は華麗な集団走で突破を果たし、いい雰囲気で箱根本戦に臨みました。
〇戦略
誰が務めても厳しいと予想された1区は好調の荻原に託し、エースのヴィンセントと山上りのスペシャリスト鼡田はセオリー通り2区と5区に配置。3区4区には経験者の長谷川と石川を置いて、1区で食らいつき、2区ヴィンセントで一気に上昇し、3区4区でキープして5区鼡田でさらに上位を目指す戦略を採用しました。
復路は箱根予選で日本人チームトップを獲った8区清水悠と3年ぶりの箱根路に臨む9区福田がポイント。彼らを中心にどこまで戦えるか、という勝負でした。
〇結果
1区が予想以上にハイペースとなり、経験値の少ない荻原には酷な展開に。10位とも3分以上差がついた最下位とかなり厳しいスタートになりました。
2区ヴィンセントはもらった位置と靴紐が解けたことを考えれば、区間4位のタイムで走破したのは上出来と言っていいでしょうか。16位まで浮上します。
しかし、もう一本の柱の5区鼡田が本来の力を発揮できず、再び最下位まで転落して往路を終えることになりました。
未来に向けて走り出した復路。6区曽根がいきなり区間9位と素晴らしい快走でチームを勢いづけます。7区以降も8区清水悠が区間13位、10区孝田が区間14位と順位以上の力走を見せました。7区清水拓、9区福田も最低限にはまとめられており、最終順位の19位という結果以上に手応えのある駅伝となりました。
〇感想
元々苦戦が予想されていた今季の国士舘大。箱根予選を通過しただけでもサプライズと言われましたが、本戦でも見せ場を作りました。
ヴィンセントと鼡田の2トップを投入しても最下位だったところから、復路の選手たちが最下位の流れに嵌まらずに善戦したのはかなり明るいニュースです。
箱根予選でも芸術的な集団走を見せたように、戦力の底上げは確実にできています。勝負はできませんでしたが、前進していることを感じさせる国士舘大の戦いでした。
〇今後に向けて
今回走った選手からは、4区と9区で粘走した石川、福田に山上りのスペシャリストの鼡田が卒業します。彼らもしっかりチームを支えてくれる選手でしたが、穴はしっかり埋められそうな予感があります。そして、それ以上に昨年の住吉のように個で勝負できる日本人エースの登場が待たれます。
1年生ながら安定度の高い清水悠や、大分東明高校から入学する遠入にその役割を期待したいです。
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