こんにちは。箱根駅伝に出場したチームの戦略と結果について1校ずつ振り返るシリーズ。今回は日大の箱根駅伝について振り返ります。
往路:15位
復路:19位
総合:18位
前回好走した横山、武田の3年生コンビが充実しながら、小森コーポレーションから加わったドゥングや樋口、八木など強力なルーキーが複数加入した日大。箱根予選もしっかり通過し、久しぶりのシード権獲得に向けて本戦に臨みました。
〇戦略
1区横山、4区武田は前回と一緒、2区には留学生のドゥングが入り、鬼門の3区には大型ルーキーの樋口を起用。1区から4区に4本柱をすべて投入する攻撃的オーダーを組んできました。
松木、阿部と頼りになる最上級生が外れたため復路は勢いのある若手を中心に起用。経験値には不安がありましたが、4区までの貯金を活かしながら戦っていく戦略で臨みました。
〇結果
1区横山は15位と悪くないスタートを切りますが、2区ドゥングは区間12位と期待された水準の走りはできず、流れに乗り切れません。3区樋口は前後の選手が1分離れる難しい展開の中でも区間8位の好走で立て直しますが、4区武田がまさかの区間17位に沈んでしまいます。5区廣田も2つ順位を下げ、往路は4本柱を投入しても15位と厳しい戦いになりました。
復路は6区宮崎が区間4位と一斉スタート組トップの快走を見せますが、箱根初登場の選手が並んだ7区以降は区間下位に沈み続けてしまいます。途中繰り上げスタートにも見舞われ、最終的には総合18位でのフィニッシュとなりました。
〇感想
今回は箱根の壁に跳ね返された、という印象です。前回14位だったチームからシーズン通して未経験者層の底上げはできていたし、4本柱も確立された。それでも上位で戦うにはまだ力が足りませんでした。シビアですが、これも箱根駅伝の現実のひとつです。とはいえ、1年生が4名出走するなど貴重な経験を積むことができ、中でも樋口がかなり馬力のあるところを証明したように収穫もあります。
今回の大会はより上に行くためのステップだった。1年後にそう振り返るための種蒔きはできました。
〇今後に向けて
今回走った選手で卒業するのは廣田と金子の2名のみ。平地の主要区間を走った選手は全員残ります。そして樋口から学生長距離界を代表するエースになる香りが強く漂っています。横山もドゥングも武田も本来の力はこんなものではありません。来季はかなりの爆発力のあるチームとして、大学駅伝界で存在感を発揮していく予感がします。
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