全日本大学駅伝2026関東予選の結果まとめ|出場20校の組順位・タイム・通過校を完全網羅

全日本大学駅伝予選

こんにちは。第58回全日本大学駅伝の関東選考会がいよいよ終わり、伊勢路への7枚の切符の行方が決まりました。

2026年5月4日、神奈川・レモンガススタジアム平塚で行われた今大会は、各校2名ずつが4組に分かれて10000mを走り、計8名の合計タイムで争う一発勝負。今回からは上位7校が伊勢路への切符をつかむ形式となりました。

この記事では、出場した20校を大学別に整理し、誰がどの組で何位だったのかをひと目で分かるようにまとめています。「結局どの選手がどの組で走ったの?」という疑問にお答えする、振り返り完全版です。

  1. 全日本大学駅伝2026関東予選|大会のルールをおさらい
  2. 記事を読む前に知っておきたい用語集
  3. 出場20校の総合順位と合計タイム
  4. 大学別|通過7校
    1. 1位 日本大学|事前評価通りの貫禄でトップ通過
    2. 2位 東海大学|組1着2つで主導権を握り続ける
    3. 3位 大東文化大学|下級生の台頭でゆるぎない通過
    4. 4位 神奈川大学|まとまりのある走りで会心の通過
    5. 5位 東洋大学|松井海斗のリードで雪辱を達成
    6. 6位 中央学院大学|全員が役割を果たした総合力
    7. 7位 山梨学院大学|キピエゴの快走で滑り込み
  5. 大学別|あと一歩で届かなかった6校
    1. 8位 専修大学|0.65秒差で泣いた究極のボーダー
    2. 9位 法政大学|星野・野田の力走も及ばず
    3. 10位 明治大学|下級生の健闘が今後の鍵に
    4. 11位 日本体育大学|荻野の好走に続けず
    5. 12位 東京国際大学|エース頼みの構図が浮き彫りに
    6. 13位 拓殖大学|ロンギサが組2位の快走
  6. 大学別|次回への布石となる6校
    1. 14位 芝浦工業大学|記念すべき初出場で20校に挑む
    2. 15位 立教大学|新布陣は厳しく
    3. 16位 国士舘大学|キブニの初出走で経験積む
    4. 17位 駿河台大学|3組4組の健闘が光る
    5. 18位 東京農業大学|序盤の出遅れ響く
    6. 19位 流通経済大学|挑戦の1日
    7. 城西大学|3組途中棄権による失格
  7. まとめ:出場20校の戦いから見える今後の展望

全日本大学駅伝2026関東予選|大会のルールをおさらい

まずは大会の仕組みを簡単に振り返っておきましょう。レースの読み解き方がぐっと立体的になります。

ルールはとてもシンプルで、各校2名ずつが第1組から第4組までの10000mに出走し、計8名の合計タイムで順位を決定します。そして上位7校に、秋の伊勢路(全日本大学駅伝本戦)への切符が与えられます。

ここで押さえておきたいのは、組ごとにレベルが段階的に上がっていく点です。

・1組

・2組

・3組

・4組

の順で各校のエースや留学生が後の組に登場するため、ペースもどんどん速くなります。1組はやや安全運転で走る組、4組は高速レースで本気でぶつかり合う組というイメージで眺めると、レースの構図が見えやすくなるでしょう。

なお、8人のうち1人でも完走できなかった場合、そのチームは記録なし(失格)となります。一人の小さなアクシデントがチーム全体の運命を左右する、非常に過酷なルールでもあるのです。

記事を読む前に知っておきたい用語集

選考会のリザルトには、初めて見ると戸惑ってしまう専門用語がいくつか登場します。記事を読み進める前に、簡単な解説をご覧ください。

組順位

レースは4組に分けて行われ、各組の中での順位を「組順位」と呼びます。たとえば「1組3位」であれば、1組目のレースで3着でゴールしたという意味になります。

DNF(Did Not Finish)

「途中棄権」を意味する陸上競技の略語です。レースの途中で走るのをやめてしまった選手につけられます。選考会では1人でもDNFが出ると、そのチームは記録なしとなります。

NM(No Mark)

「記録なし」を意味する略語です。途中棄権や失格などの理由で、チームのタイムが集計できなかった場合に使われます。

PB(Personal Best)

「自己ベスト」のこと。その選手が現時点で持っている個人最高記録のことを指します。選考会で更新できた選手は、今後ブレイクしていく可能性が高いと言えます。

ボーダー

通過ラインのこと。今回でいえば、7位と8位の境目を指します。ボーダー上の争いは、毎年もっとも見応えのあるドラマが生まれる場面です。

それでは前提知識を整えたところで、いよいよ本題に入っていきましょう。

出場20校の総合順位と合計タイム

まずは今大会の全結果を一覧で押さえておきましょう。順位とタイム、そして1秒1秒の重みを感じていただければと思います。

・1位 日本大学 3:57:10.99(2大会連続44回目)

・2位 東海大学 3:58:12.32(13大会連続39回目)

・3位 大東文化大学 3:58:35.09(5大会連続47回目)

・4位 神奈川大学 3:58:44.60(2大会ぶり20回目)

・5位 東洋大学 3:58:51.88(2大会ぶり33回目)

・6位 中央学院大学 3:59:42.29(3大会連続18回目)

・7位 山梨学院大学 3:59:55.29(6大会ぶり32回目)

ーーー以上、通過ーーー

・8位 専修大学 3:59:55.94(7位とわずか0.65秒差)

・9位 法政大学 4:00:50.26

・10位 明治大学 4:02:22.44

・11位 日本体育大学 4:02:42.80

・12位 東京国際大学 4:02:58.28

・13位 拓殖大学 4:03:42.51

・14位 芝浦工業大学 4:04:18.41

・15位 立教大学 4:04:30.24

・16位 国士舘大学 4:04:46.39

・17位 駿河台大学 4:04:57.78

・18位 東京農業大学 4:04:58.73

・19位 流通経済大学 4:10:12.01

・NM 城西大学(3組で途中棄権、失格)

7位と8位の差は0.65秒、17位と18位の差は0.95秒など、要所で僅差の競り合いが見られた密度の濃いレース。それでは、ここから出場20校を大学別に振り返っていきましょう。

大学別|通過7校

ここからは見事に伊勢路の切符をつかんだ7校を、上位から順番にご紹介していきます。それぞれの戦い方の違いに注目してみてください。

1位 日本大学|事前評価通りの貫禄でトップ通過

8名の持ちタイム合計が出場20校中1位だった日大が、事前の評価通りトップで伊勢路の切符を手にしました。

1位 日本大学 3:57:10.99

1組3位 首藤海翔(1年) 30:29.27

1組16位 高田眞朋(4年) 30:39.51

2組5位 長澤辰朗(3年) 29:46.90

2組6位 石川悠斗(3年) 29:49.90

3組8位 山口聡太(4年) 29:40.74

3組16位 天野啓太(4年) 29:52.80

4組6位 シャドラック・キップケメイ(4年) 28:06.71

4組11位 後藤玄樹(2年) 28:45.16(PB)

序盤からチームに勢いを呼び込んだのは1年生の首藤海翔。1組中盤で見事なスパートを炸裂させて、3位に入る堂々のデビュー戦となりました。2組では長澤辰朗・石川悠斗の3年生コンビが5位と6位、3組も主将の山口聡太を軸に上位フィニッシュを重ねていきます。

最終4組ではエースのキップケメイがコンディション不良のため6位と耐える走りとなりましたが、2年生の後藤玄樹が他校のエースとしっかり勝負したうえで28分45秒で11位に入り、ここで一気にトップへ躍り出ました。一人のエースに依存せず、各組で確実にポイントを積み上げる新雅弘監督の方針が、まさに数字に現れた選考会だったと言えるでしょう。

2位 東海大学|組1着2つで主導権を握り続ける

東海大は1組と3組で組1着、3組で組3着と、序盤から中盤にかけて圧倒的な存在感を発揮しての2位通過となりました。

2位 東海大学 3:58:12.32

1組1位 檜垣蒼(3年) 30:26.98

1組8位 佐野鈴太(3年) 30:35.11

2組9位 矢口陽太(4年) 29:52.92

2組11位 松山優太(2年) 30:00.89

3組1位 中野純平(3年) 29:32.82

3組3位 平井璃空(3年) 29:36.54

4組10位 南坂柚汰(4年) 28:42.31(PB)

4組25位 永本脩(4年) 29:24.75

1組のラスト勝負を制して組トップに躍り出たのが檜垣蒼。同じ3年生の佐野鈴太も8位と続き、総合首位からの好スタート。3組でも中野純平が組トップ、平井璃空が組3位と、ここでも2人がそろって上位に飛び込みます。

4組ではエース格の南坂柚汰が自己ベストの28分42秒で日本人3番手という大仕事を遂行。組ごとに必ず最低でも1人を上位に送り込む布陣の妙が光った、攻めの2位通過と呼べる内容でした。

3位 大東文化大学|下級生の台頭でゆるぎない通過

各組で安定して上位選手を送り込んだ大東大が、ぐらつかない走りで3位通過を決めました。

3位 大東文化大学 3:58:35.09

1組9位 中澤真大(3年) 30:35.31

1組11位 大濱逞真(3年) 30:36.12

2組3位 近江亮(1年) 29:43.00

2組7位 上田翔大(2年) 29:50.55(PB)

3組2位 菅﨑大翔(2年) 29:33.77

3組9位 鈴木要(2年) 29:40.89

4組14位 松浦輝仁(3年) 28:51.98(PB)

4組30位 棟方一楽(4年) 29:43.47

大濱、中澤が故障明け、棟方も体調不良明けとチーム状況はギリギリだったようです。やむなく1組に回った中澤真大と大濱逞真が苦しみながらも上位スタートを切ると、2組ではルーキー近江亮が組3位という鮮烈デビュー、上田翔大も自己ベストでしっかり続きます。

特に下級生の存在感が際立っており、3組では菅﨑大翔が組2位の積極的な走り、鈴木要も組9位に食い込みました。4組はエース格の棟方一楽が万全とはいかず安全運転に徹しましたが、松浦輝仁が積極的な走りで初の28分台をマーク。主力のコンディションが整わない中、チームを救った下級生の伸びを存分に感じさせる選考会となりました。

4位 神奈川大学|まとまりのある走りで会心の通過

大エースを擁さないチームながら、安定感のある走りで堂々の4位通過を勝ち取ったのが神奈川大です。

4位 神奈川大学 3:58:44.60

1組14位 大岩蓮(4年) 30:37.21

1組18位 阿部倫久(4年) 30:44.50

2組2位 滝本朗史(4年) 29:40.50

2組14位 新妻昂己(1年) 30:01.68

3組5位 北村海智(1年) 29:37.88

3組7位 平川瑠星(4年) 29:38.77

4組21位 花井創(4年) 29:11.87

4組22位 新妻玲旺(4年) 29:12.19

2組で滝本朗史が圧巻の組2位でフィニッシュ。後続のボーダー校との差を一気に作り上げました。3組では1年生の北村海智が組5位、4年生の平川瑠星が組7位という好走でリズムを保ち、安全圏をキープしていきます。

4組では花井創と新妻玲旺の4年生コンビが0.32秒差という連番で踏ん張りきり、見事に勝ち切ったレース。留学生がいない構成でも、2人ペアで動くことで安定感を作り出せるという見本のような戦い方が光った1日でした。

5位 東洋大学|松井海斗のリードで雪辱を達成

前回は11秒差で次点に泣いた東洋大が、見事に2年ぶりの伊勢路復帰を果たしました。

5位 東洋大学 3:58:51.88

1組13位 陳内紫音(3年) 30:36.65

1組27位 小野真和(2年) 31:04.82

2組1位 松井海斗(3年) 29:23.60

2組8位 内堀勇(3年) 29:50.57

3組15位 林柚杏(1年) 29:51.46

3組20位 濱中尊(4年) 30:03.94

4組15位 宮崎優(3年) 28:53.82(PB)

4組18位 迎暖人(3年) 29:07.02

なんと言っても2組での松井海斗の独走劇が光るレースでした。組1位の29分23秒60という記録は、組2位を15秒以上も引き離す大爆発。ライバルを引き離す決定的なポイントになっています。

4組ではエース格の宮崎優が自己ベストの28分53秒、続く迎暖人も29分7秒と3年生コンビが踏ん張り、最後まで失速のない構成。エースで一気に差を作り、上級生と若手で守り切るという、戦略が見事にハマった選考会となりました。

6位 中央学院大学|全員が役割を果たした総合力

突出したエースに頼らず、8人それぞれが任された走りを完遂したのが中央学院大です。

6位 中央学院大学 3:59:42.29

1組17位 長友英吾(3年) 30:40.91

1組22位 一ノ瀬慎太(2年) 30:47.83

2組12位 稲見峻(4年) 30:01.23

2組19位 山本侑輝(3年) 30:12.34

3組10位 山中航太(3年) 29:41.25

3組11位 前原颯斗(4年) 29:45.42

4組17位 日数谷隼人(3年) 29:05.02

4組26位 長部虎太郎(3年) 29:28.29

特に3組での山中航太・前原颯斗の組10位&11位という連番好走で通過圏内に突入。4組でも日数谷隼人が29分5秒の組17位、長部虎太郎が29分28秒で続き、最後まで集団から離れない走りを見せます。

エースの市川を欠きながらも、8人全員がそれぞれの組で「果たすべき仕事」をきっちり果たした内容。3大会連続出場という結果は、堅実なチーム作りの賜物と言えるでしょう。

7位 山梨学院大学|キピエゴの快走で滑り込み

7位と8位の差0.65秒という究極のボーダー争いを制し、6大会ぶりの伊勢路を勝ち取ったのが山梨学院です。

7位 山梨学院大学 3:59:55.29

1組5位 高橋楓河(3年) 30:32.45

1組26位 宮地大哉(4年) 30:56.98

2組21位 平井翼(4年) 30:13.71

2組35位 阿部紘也(3年) 31:29.34

3組12位 和田瑛登(4年) 29:45.88

3組13位 松岡一星(3年) 29:47.46

4組3位 ブライアン・キピエゴ(4年) 28:01.49

4組19位 占部大和(4年) 29:07.98

1組で3年生の高橋楓河が組5位と幸先のいい滑り出し。2組の阿部紘也がまさかの失速に泣きますが、3組でも和田瑛登・松岡一星が組12位と13位の連番でじりじりと上位に詰め寄っていきます。

そして最終組ではエースのブライアン・キピエゴが28分1秒で組3位という抜群の走りを披露、占部大和も前方で勝負しながら耐え抜いて圏内に滑り込みました。8位とわずか0.65秒の通過とはいえ、6大会ぶりに切符を取り戻した意義はあまりに大きいと言えるでしょう。

大学別|あと一歩で届かなかった6校

ここからは惜しくも通過に届かなかった大学のうち、上位8〜13位の6校をご紹介していきます。あと一歩の差に泣いたチームほど、その奮闘ぶりは振り返る価値があります。

8位 専修大学|0.65秒差で泣いた究極のボーダー

7位山梨学院と0.65秒差。本当に紙一重の8位で次点となったのが専大でした。

8位 専修大学 3:59:55.94

1組4位 丹柊太郎(4年) 30:31.01

1組19位 向田泰誠(2年) 30:45.03

2組4位 平松龍青(4年) 29:46.78

2組16位 安斎陸久(2年) 30:06.14

3組22位 水津智哉(3年) 30:15.14

3組36位 西広翔(2年) 30:45.74

4組8位 サミュエル・ガユ(1年) 28:27.88(PB)

4組23位 上山詩樹(4年) 29:18.22

1組では丹柊太郎が組4位、2組も平松龍青が組4位と、4年生コンビが序盤からしっかり仕事を果たしました。4組ではルーキー留学生のサミュエル・ガユが自己ベストとなる28分27秒で組8位、上山詩樹も粘り強くフィニッシュ。

ただ、3組で2人とも上位に食い込めなかった点が、最後の0.65秒に響いた形となります。それでもチーム全体としては大善戦と言ってよく、箱根に向けて自信を取り戻すレースとなったのではないでしょうか。

9位 法政大学|星野・野田の力走も及ばず

主力選手をきっちり仕上げて臨んだ法大ですが、惜しくも9位となりました。

9位 法政大学 4:00:50.26

1組10位 重山弘徳(4年) 30:35.37

1組15位 湯田陽平兵(4年) 30:38.03

2組15位 田井中悠成(4年) 30:01.91

2組28位 加庭翔太(3年) 30:41.16

3組4位 星野泰地(4年) 29:37.18

3組33位 山際晃太朗(3年) 30:37.76

4組13位 野田晶斗(4年) 28:49.28

4組33位 福田大馳(3年) 29:49.57

3組での星野泰地の組4位、4組での野田晶斗の組13位と、主力2人がしっかり走り切ったのが目を引きます。1組も重山弘徳・湯田陽平兵の4年生コンビが組10位と15位で粘り、悪くない流れでした。

ただ2組~4組で2番手の選手がいまひとつ走力を出し切れず、ボーダーまで届かなかった印象。野田主将を中心としたチーム作りは確実に形になってきており、箱根駅伝予選会に向けて手応えと課題の両方が見えた1日となりました。

10位 明治大学|下級生の健闘が今後の鍵に

明大は10位となり、本戦出場は逃しました。

10位 明治大学 4:02:22.44

1組7位 大江秀弥(1年) 30:33.55

1組28位 桶田悠生(2年) 31:09.56

2組22位 石堂壮真(4年) 30:13.99

2組24位 岩佐太陽(2年) 30:25.62

3組32位 河田珠夏(2年) 30:34.31

3組37位 土田隼司(3年) 30:49.93

4組16位 阿部宥人(2年) 29:03.13(PB)

4組27位 成合洸琉(3年) 29:32.35

光ったのは1年生の大江秀弥が1組7位、4組の2年生・阿部宥人が自己ベストとなる29分3秒で組16位と踏ん張ったところ。綾、大湊、井上と主力を欠いた中、下級生がレベルの高い舞台で経験を積めたことは大きな収穫と言えるでしょう。

ただ全体として、2組と3組のタイムがやや伸び切らなかったのが響きました。今シーズンを通じてさらに走力を底上げし、次のチャンスに繋げていく1年にしたいところです。

11位 日本体育大学|荻野の好走に続けず

通過こそ逃したものの、印象的な走りを見せた選手がいたのが日体大でした。

11位 日本体育大学 4:02:42.80

1組2位 荻野桂輔(3年) 30:28.13

1組20位 加藤大地(3年) 30:46.26

2組20位 樋村銀河(3年) 30:12.71

2組23位 水津勇人(2年) 30:19.89

3組23位 山上勇希(3年) 30:15.23

3組35位 天瀬海斗(4年) 30:44.22

4組34位 夏見虹郎(2年) 29:50.23

4組37位 佐藤大和(3年) 30:06.13

1組で荻野桂輔が組2位の堂々たる走りを見せたほか、その他の選手も大崩れこそしなかったものの、勝負所での組順位がやや物足りなかった印象。3組と4組で2人とも組30位前後にとどまったのが、トータルで響きました。

とはいえ昨年までチームを牽引してきた世代が卒業した中、他校のエースたちと戦う経験ができたことがまずは収穫です。個々の走力は決して低くなく、夏以降の積み上げ次第で十分巻き返しの効くチーム状態です。

12位 東京国際大学|エース頼みの構図が浮き彫りに

絶対的エースを擁する東国大ですが、12位という結果に終わりました。

12位 東京国際大学 4:02:58.28

1組25位 登松大和(4年) 30:54.21

1組34位 野村泰冴(1年) 31:36.85

2組30位 岩本偲遠(3年) 30:44.76

2組38位 久保遼人(4年) 32:23.99

3組25位 久保茉潤(2年) 30:20.60

3組30位 政仁斗(3年) 30:31.80

4組1位 リチャード・エティーリ(4年) 27:37.50

4組12位 小柴裕士郎(3年) 28:48.57

絶対エースのリチャード・エティーリが27分37秒で組トップ、続く小柴裕士郎も28分48秒で組12位と、4組はまさに圧巻の走り。2人合わせて56分台という驚異的な数字を叩き出します。

しかし1組から3組までの6人がいずれも組20位以下に沈み、4組の好走をもってしても巻き返せませんでした。箱根予選に向けては中堅層の底上げが大きな課題となるでしょう。

13位 拓殖大学|ロンギサが組2位の快走

留学生エースの好走もあり、13位と近年では最もいい成績でした。

13位 拓殖大学 4:03:42.51

1組33位 須田賢(3年) 31:31.04

1組35位 細川士禾(2年) 31:45.19

2組26位 後東和希(3年) 30:34.13

2組34位 前川夏輝(4年) 31:08.41

3組26位 大内亜彩希(3年) 30:22.01

3組31位 小松駿太(2年) 30:32.61

4組2位 ラファエル・ロンギサ(4年) 27:40.05

4組38位 中野裕心(3年) 30:09.07

最終組のラファエル・ロンギサが27分40秒で組2位という抜群の走り。日本人選手も大崩れせずに粘ったことで13位に食い込みました。

しかし、予選通過に向けてはロンギサ以外にも稼げる選手が欲しいところ。中堅層を引き上げていく時間が必要となるシーズンになりそうです。

大学別|次回への布石となる6校

ここからは14位以下の6校をご紹介していきます。今回は通過に届かなかった大学も、それぞれの戦いの中に次に繋がる希望が必ず見えてくるはずです。

14位 芝浦工業大学|記念すべき初出場で20校に挑む

選考会の出場20校に徳本監督就任後初めて滑り込んだ芝浦工大が、堂々の14位フィニッシュを果たしました。

14位 芝浦工業大学 4:04:18.41

1組21位 大関星斗(1年) 30:46.90

1組29位 森尻悠翔(2年) 31:13.83

2組25位 田中敬(1年) 30:29.83(PB)

2組29位 小林圭吾(3年) 30:44.04

3組18位 丹野暁翔(4年) 30:02.23

3組24位 植田航生(4年) 30:15.34

4組36位 岩瀬駿介(2年) 30:02.31

4組39位 後藤秀波(2年) 30:43.93

1年生の大関星斗が1組21位、もう1人のルーキー田中敬も自己ベストで2組25位と、若い力が大舞台でも臆さず走り切った点が光ります。3組では4年生の丹野暁翔・植田航生のコンビが組18位と組24位で踏ん張りを見せました。

4組はさすがに厳しい戦いを強いられましたが、箱根駅伝出場校の立教大を上回る順位で戦い抜いたことは大きな自信となるはず。今後のさらなる成長を予感させる1日でした。

15位 立教大学|新布陣は厳しく

馬場賢人、國安広人の卒業から迎えるシーズン、上級生中心の布陣で挑んだ立大は15位となりました。

15位 立教大学 4:04:30.24

1組30位 西澤匡哉(2年) 31:23.68

1組36位 添田倖斗(1年) 32:02.44

2組17位 尾関柊太(2年) 30:06.49(PB)

2組32位 本宮慶尚(3年) 30:53.06

3組17位 原田颯大(4年) 29:57.61

3組28位 伊藤匠海(4年) 30:23.53

4組31位 木島陸(4年) 29:47.05

4組35位 山下翔吾(3年) 29:56.38

1組で2選手とも30位以下と出遅れたことで難しいレースになりました。エース格の原田颯大も3組に回りましたが、17位ということで本調子ではなかったのかもしれません。

とはいえ立教大も強力世代が卒業した中で新戦力が経験を積んでいくフェーズ。ここからまた戦力を整えていってほしいところです。

16位 国士舘大学|キブニの初出走で経験積む

国士大は新留学生の起用も含めて16位となりました。

16位 国士舘大学 4:04:46.39

1組12位 坂上悠(3年) 30:36.13

1組32位 藤澤春希(1年) 31:31.02

2組18位 髙須蓮(3年) 30:07.04

2組27位 中島温(3年) 30:39.46

3組21位 今堀匡道(3年) 30:12.35

3組39位 中村貫太(3年) 31:59.62

4組9位 キブニ・エヴァンス(1年) 28:34.21(PB)

4組40位 税田悠生(2年) 31:06.56

1組12位の坂上悠をはじめ、各組上位の選手はうまくまとめており、4組ではルーキー留学生のキブニ・エヴァンスが自己ベストの28分34秒で組9位という上々の選考会デビューを飾りました。一方各組2番手の選手が30位前後と苦戦しており、ここの底上げが急務となります。

それでもこれだけ健闘できたということで今後の成長カーブが楽しみなチームに。再び箱根駅伝出場を射程圏内に入れていきたいところです。

17位 駿河台大学|3組4組の健闘が光る

駿河台大は17位となり、惜しくも本戦には届きませんでした。

17位 駿河台大学 4:04:57.78

1組31位 稲葉龍矢(3年) 31:27.44

1組40位 大橋正昊(4年) 32:59.99

2組31位 木下瑛仁(4年) 30:52.90

2組40位 浜川柊二(2年) 32:33.05

3組14位 古橋希翁(4年) 29:50.35

3組19位 小島光稀(3年) 30:02.78

4組4位 スティーブン・レマイヤン(4年) 28:02.92

4組20位 佐藤我駆人(3年) 29:08.35

最終組のスティーブン・レマイヤンが28分2秒で組4位という素晴らしい走り。日本人選手では3組の古橋希翁・小島光稀のコンビが組14位&組19位で粘りを見せ、4組の佐藤我駆人も29分8秒台で組20位と上々の走りを披露しました。

ただし1組と2組が連続で組40位となってしまい、序盤の遅れがそのまま響いた格好。エース格は十分通用することは証明できたので、中盤の選手層をもうワンランク引き上げられるかどうかが、今後の鍵となりそうです。

18位 東京農業大学|序盤の出遅れ響く

前田和摩というスター選手を擁する東農大ですが、18位となる苦しいレースとなりました。

18位 東京農業大学 4:04:58.73

1組23位 山内悠良(3年) 30:50.70

1組38位 服部司(2年) 32:24.37

2組33位 渡邉輝翔(3年) 30:57.06

2組36位 下森実直(1年) 31:31.79

3組29位 栗本航希(4年) 30:26.55

3組34位 菅野優空(3年) 30:42.23

4組7位 前田和摩(4年) 28:25.97

4組28位 内田温規(2年) 29:40.06

エースの前田和摩が28分25秒で組7位、内田温規も29分40秒で組28位と、4組はしっかり走り切りました。しかし1組から3組までの6人で組順位の上位に絡めず、エースが背負う負担が大きくなりすぎてしまった印象です。植月や井坂など主力がエントリーを外れた影響もありました。

学生記録保持者・前田和摩を擁しても通過に届かないところに、選考会の難しさが改めて浮き彫りに。中堅層の底上げが、今後の大きなテーマとなるでしょう。

19位 流通経済大学|挑戦の1日

流経大は19位となり、上位校との力の差を実感するレースとなりました。

19位 流通経済大学 4:10:12.01

1組37位 武市颯太(2年) 32:09.23

1組39位 吉原生真(3年) 32:34.65

2組37位 木村駿太(1年) 32:10.20(PB)

2組39位 冨田蓮(1年) 32:32.87

3組27位 名和純希(3年) 30:23.21

3組38位 西川結人(4年) 30:50.89

4組29位 ブグア・ピーター・ムトゥリ(1年) 29:41.61

4組32位 木村楓斗(4年) 29:49.35

最終4組では1年生留学生のブグア・ピーター・ムトゥリが組29位、木村楓斗も組32位と粘って29分台に乗せました。3組の名和純希も30分23秒で組27位とまずまずの走りを見せています。

選考会出場という舞台に立てたこと自体に大きな意義があり、ここでの経験は今後のチーム作りの確かな糧となるはずです。

城西大学|3組途中棄権による失格

最も大きなサプライズとなってしまったのが、城西大学の途中棄権でした。

NM 城西大学(記録なし)

1組6位 小田伊織(4年) 30:32.99

1組24位 村木風舞(3年) 30:51.45

2組10位 正岡優翔(3年) 29:56.73

2組13位 村尾恭輔(2年) 30:01.31

3組DNF 中島巨翔(4年)

3組6位 小林竜輝(3年) 29:38.56

4組5位 柴田侑(4年) 28:05.07(PB)

4組24位 橋本健市(3年) 29:24.13

1組と2組では、小田伊織・正岡優翔・村尾恭輔らが組10位前後にきっちり食い込み、通過圏内をうかがう順調な滑り出し。3組でも小林竜輝が組6位と走るなど、選考会としては良いリズムができていました。

ところが3組で4年生の中島巨翔が途中棄権となってしまい、チームは記録なし(失格)に。最終組では柴田侑が自己ベストの28分5秒という鮮烈な走りで日本人トップとなりましたが、その快走をもっても結果に反映されないという、選考会の残酷さを象徴する1日となってしまいました。3年ぶりの選考会で迎えた悔しい結末。とはいえ、アクシデントさえなければ上位通過は間違いないようなレースぶりであったことから、今シーズンも出雲・箱根駅伝では存在感を発揮してくれそうな手応えはありました。

まとめ:出場20校の戦いから見える今後の展望

各大学の戦いを20校分振り返ると、1秒、1秒に込められた重みと、それぞれのチームのドラマが詰まった本当に味わい深い選考会でした。

通過した7校を見渡してみると、勝ち方は実に多彩です。日大は8人全員でバランスよく積み上げ、東海大は組1着2つを並べる攻撃的なレース、大東大は下級生の伸びが象徴的でした。神奈川大は大エース不在ながらペア戦略で食らいつき、東洋大は松井のリードでチームを引っ張ります。中央学院大は総合力で堅実に、山梨学院大はキピエゴと占部が最後に切符を引き寄せました。

一方で、わずか0.65秒差で泣いた専大、エースの好走が報われなかった東農大や東京国際大、3組でまさかの途中棄権となった城西大など、悔しい結末を迎えたチームもまた数多くあります。それぞれのチームに、来季や箱根予選会に向けたヒントと宿題が残ったレースだったと言えるでしょう。

11月の全日本大学駅伝本戦ではここを勝ち抜いた7校に、シード権を持つ駒澤・中央・青山学院・國學院・早稲田・帝京・創価・順天堂の8校が加わります。選考会で見せたチームカラーが、本戦の8区間でどう花開くのか。秋の戦いがますます楽しみになりました。

今回はここまでにします。次回もお楽しみに!

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