こんにちは。箱根駅伝に出場したチームの戦略と結果について1校ずつ振り返るシリーズ。あの興奮をもう一度!
今回は國學院大の箱根駅伝について振り返ります。
往路:4位
復路:13位
総合:8位
2ヶ年計画の2年目を迎えた今季の國學院大。バランスのいい布陣で出雲、全日本ともに4位に食い込むなど着実に結果を残して、箱根でも上位進出を目指しました。
〇戦略
出雲、全日本ともに1区2区でいい流れを作ってくれた島崎と木付が相次いで故障。1区を予定していた島崎は欠場し、空いた1区は4年連続になる藤木がスライドすることになりました。また、3区を予定されていた木付も7区に回り、3区には調子を上げてきたルーキーの山本を起用。
スーパールーキーの平林も当初4区を予定していましたが、調子を少し落としていたことで中西大と入れ替わる形で9区に回ることに。
往路復路をまたぐ形でのスライドが多く、選手たちの総合力が試される布陣となりました。
〇結果
1区藤木が6位と上手くスタートを切ると、2区伊地知も10位で踏みとどまる上々の粘り。すると3区山本が6人抜き、4区中西大も区間4位の快走で3位につけます。
自信のあった5区殿地は往路優勝も見える位置で走り始めましたが、途中で低血糖に見舞われたこともあって、往路は4位で終えることになりました。
そして復路は試練が襲います。
6区原が17位とやや苦戦すると、7区木付がまさかの区間20位。シードラインボーダーまで順位を落とします。
それでも9区平林が5人抜きで再び安全圏まで戻してくれました。
10区相澤も堅実に走り切り、総合8位で見事に4年連続のシードを獲得しました。
〇感想
國學院大が本当に強くなったことを実感させられる今回の箱根駅伝でした。今シーズン、チームを支えてきた島崎と木付が故障に見舞われて、予定していたオーダーが組めなくなった中でも、藤木や中西大といった今季あまり目立ててなかったエース格や、平林や山本といったルーキーが代わりに牽引してくれました。
誰かが上手く行かなくても、別の誰かがカバーする。
今季の國學院大は終始そういった戦いができていました。
前田監督と木付主将が2年がかりで作り上げてきたチームは、2年前の土方浦野世代にも負けず劣らずの強靭なチームでした。
〇今後に向けて
木付、藤木、島﨑、殿地、石川、相澤とチームを支えてきた主力がごっそり卒業します。それでも悲観的にならずに済むのは、下級生に元気な選手が多いから。中西大、伊地知といった往路の主要区間で堅実に走れる選手も残りながら、3区6人抜きの山本、9区5人抜きの平林と大砲を抱えています。
彼らと走るために國學院大の門をたたく有望選手も現れてくるでしょう。
今回は8位ながらも強いところを見せた國學院大でしたが、次回はもっと高い順位で強さを見せてくれるはずです。
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